「夏の宝石」って聞くと何を思い浮かべますか?
それはズバリ!ブルーベリーのことなんです。
今回は、初夏に青く輝くブルーベリーを調査したいと思います!
ブルーベリーってどんな果物?
ずっとブルーベリーって、
小さくて丸いものだと思っていた私。
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丸くてコロコロ~♪
そんなイメージを持つ人も多いのでは?
ブルーベリーの生態
原産は?
なんとなく涼しい地域のものかなと予想。
調べてみると、北アメリカ原産でした~。
現在は世界中いろいろな地域で栽培されています。
日本ではいつから?
日本ではいつから食べられるように?
私が子どもの頃にはなかったような…?
日本にブルーベリーがやってきたのは1951年。
1968年に、東京都小平市で本格的に栽培が始まりました。
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その後、1980年代から急速に栽培が広まったとのこと。
冷害対策の作物の一つだったんですね。
そういえば、私もOL時代にはよく食べました♪
日本の主な生産地は?
群馬県・茨城県・千葉県・長野県など。
意外なことに、東京都も生産量が多いんです!
ブルーベリー栽培発祥の地だからでしょうか。
また首都圏には、ブルーベリー狩りの観光農園も多いですね!
ブルーベリーの種類は?
「そんなに種類はないんだろうな~」
と思っていたら…
その数、なんと!100種類以上!!
お店でも「ブルーベリー」とだけで
品種は書いてありませんよね!?
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というか、代表的な品種を一つも知らないじゃないですか!
これは調査せねば。
ブルーベリーの種類と栽培
百聞は一見に如かず。
というわけで、車でひとっ走り!
見渡す限りのブルーベリーの木。
だいたい目の高さぐらい。
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ここには約30種類が栽培されているそうです。
木は600本以上!
列ごとに違う品種が並んでいます。
足元にあまり聞きなれない名前のプレートが…。
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コロンバス・ティフブルー・ブライトウェル・
タイタン・モンゴメリー・チャンドラー 等々。
初めて聞きました…。
ブルーベリーの分類
食用となるブルーベリーは、
大きく2種類に分類できるようです。
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私たちが普段多く目にしているのは
ラビットアイ系かと思います。
ハイブッシュ系
耐寒性があるため、寒冷地や高冷地が適しています。
生育の条件は「寒い時期にきちんと寒いこと」。
この冬は寒さが足りなかったとの話も聞きました。
品種によってはとても大きい!
500円玉サイズも珍しくないとか。
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実の付き方もぎっしり。
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甘いけれどしっかり酸味もありました。
ラビットアイ系
それに対して多く出回るラビットアイ系。
ハイブッシュ系に比べると、少し小粒です。
「ラビットアイ」=ウサギの目
実が成熟する前にうさぎの目のようにピンクになるから、この名前がついたそうです。
確かに、青い実とピンクの実が混在していますね!
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ハイブッシュ系に比べ、
たくさん収穫できるので人気があるそうです。
味は…甘い!
これぞブルーベリーの味!!
2種類の違いは?
ハイブッシュ系とラビットアイ系の
違いは何でしょうか?
決定的な違いは、収穫の時期。
ラビットアイ系の方が、少し後なんですね!
木の状態で見分けるのは難しいそう。
樹形や葉・実の形で判るのでは?
と思いましたが、まったく分かりません!
個体差がありすぎ!!
ブルーベリーはそれほど種類が多く、
一通りのことが当てはまらないことがわかりました。
ブルーベリーの栽培
まずはブルーベリーは、土壌が酸性でなければなりません。
そして乾燥を嫌うけれど、多雨も困るのだとか。
500円玉よりも大きく育っても、
雨が続くとこんな風に実が割れてしまいます!
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雨が続くと、実が水っぽくなって、
甘味ものってこないそうです。
※収穫した時、なり口が水っぽいのはあまり甘くない可能性があるとのこと。
ブルーベリーの出来は、気候に大きく左右される!
暑い日が続き、適度に乾燥することで、甘味が凝縮するんですね!
中でも一番の苦労は、
一粒ずつ手で丁寧に摘むこと!
▼ブルーベリー農園「菅原長助」の収穫の様子
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この時代になっても、
これだけの木を全部手摘み?一粒ずつ?!
熟す時期が一粒ずつ違うから仕方ありません。
ただただ頭が下がります。
ブルーベリーの花 一粒づつ手摘み
そしてそのまま食べられるように、農薬を使わずに栽培。
やはりいろいろなものに狙われるんだとか…。
ハクビシンやあらいぐま、鳥。そしてイラガなど。
刺されないように毛虫には注意が必要ですね。
美味しい実の見分け方
これも生産者さんに聞いてみました!
なり口のしまっているもの
「なり口」とは、木の枝についている部分のこと。
なり口がキュッと小さく、
締まっている粒が甘いようです!
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形や王冠が均等なもの
王冠は、ブルーベリー特徴的な部分ですね!
形が良いものの方が良品です。
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収穫時、軸の色が濃いもの
これは収穫体験などで、見分けるポイントに!
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粒の色だけではないんですね!
生産者はいろんなところをチェックして収穫されています。
保存方法を検証
菅原長助(山形県)から届きました!
これはハイブッシュ系。
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ハイブッシュ系ブルーベリー
・粒が大きめ
・酸味が特徴
ブルーベリー好きの中には「酸味のあるハイブッシュ系じゃないと!」という人もいるそうです。
わ~、大きい粒!
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ワクワクしながら一粒を口へ。
「す、すっぱ~い!!」
思い描いていた甘さと違うことに驚きました!
ラビットアイ系と比較してみると…
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だいぶ大きさが違いますね!!
ブルーベリーの保存法は?
生産者さんの汗の結晶。
せっかくだから美味しく食べたい!
もちろん、すぐに食べるのがいいに決まっています。
でも一度に数パックも食べきれない…
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保存はどうすればいいのか??
検証してみたいと思います!
最適な保存方法予測
実がつぶれないように、パックに入っていますよね。
見ると、かなりの通気穴が開いています。
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これはブルーベリーの専用パック。
つまりパックごと保存すると良いのかな?
調べると「乾燥に弱い」とあります。
なら、袋に入れ替えた方が良いのかしら??
また、常温保存の方が酸味が抜けるとの情報もあり!
冷蔵庫と常温保存、どちらが正しいのでしょう??
保存方法を比較してみよう!
この4つで検証することにしました。
常温保存は少し不安…。
7月とはいえ25℃前後だったので、
状態を見ながらやってみることに。
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水分で傷むのを防止するために、キッチンペーパーを敷いて保存します。
まずは全部の粒を観察。
粒にへこみを発見!
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● パックのまま常温
● ストック袋に入れ替え冷蔵(野菜庫)
に数粒へこみが出ていました。
家族、集合~!食べ比べしますよ!
詳細は伏せて食べてもらいました。
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結果は…
1位 パックのまま冷蔵
2位 鮮度保持袋に詰め替えて冷蔵
※我が家での人気投票調べ
1位2位は僅差でした。
どちらも酸味と甘みのバランスがいい!
<常温保存について>
常温保存は暑い時期は心配、また劣化はしやすいです。ブルーベリーは追熟しない果物です
<密閉保存について>
ジッパー付きのストック袋などは密閉されてしまうので、痛みの進みが早いです。また密封してしまうと味が落ちるそうです。
ブルーベリーの保存は、パックのまま冷蔵庫へ
また、すぐに食べない時は冷凍保存がオススメ。
その際は洗って水気を充分に切ってください。
ブルーベリー保存のコツ
そうそう、冷蔵保存の時は洗わない方がいいのです。
表面が白く見えますよね。
これはブルーム!
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熟してくると乾燥を防ぐために
自然に出てくるんですって。
これを落とすと鮮度も落ちてしまうので、
洗わずに保存しましょう!
保存期間はどれくらい?
完熟で収穫してあるものは3日ぐらい。
贈答用など流通のため少し早めに収穫したものでも
1週間ぐらいで食べきってくださいね!
せっかくですもん、
美味しいうちに食べちゃいましょう!
美味しく食べるコツ
とっておきの美味しく食べるコツを
教えていただきました!
それは…
一粒ずつ食べるのではなく
数粒を一気に口の中へ。
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甘味と酸味のバランスが取れて
より美味しく食べられるそうです!
お試しあれ!
美味しく食べる方法まとめ
*早めに食べる
*洗わずにパックのまま冷蔵庫保存
*3日ぐらいで食べきる
*数粒を一気に口の中へ入れる
ブルーベリーの楽しみ方
生産者さんに教えていただいた
オススメの食べ方をご紹介しますね!
凍らせた実と生の実を
1:2の割合でジューサーにかけるだけ!
濃厚で贅沢~♡
ストローが倒れません!
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ブルーベリーと氷砂糖とリンゴ酢を
1:1:1で漬け込みます。
漬けた直後はこんな色。
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でも翌日にはほのかに色づいてきます。
ブルーベリーが持つ「アントシアニン」の色です!
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※一つはラベンダーも一緒に漬け込んで香りも楽しみました♪
1週間~10日ほどで実は取り出します。
取り出した実は、食べてもジャムにしてもOK!
できあがったら炭酸水や牛乳でどうぞ!
▼リンゴ酢→紅芋酢に変えて漬け込んだもの
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発酵大好きの私。
手作り甘酒と一緒にブレンダーにかけて、フルーツ甘酒にも!
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ほかにもブルーベリーは、ソースやドレッシングなど
他にもいろいろなアレンジを楽しめますね!
摘み取りや普段の木の手入れの大変さ。
一粒一粒に込められた生産者さんの愛情に感謝です!
ブルーベリーは奥が深い!!
是非、フレッシュな夏の宝石を楽しんでくださいね♪
この記事に登場する食材