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コンフィチュールはフランス生まれ

ようやく温かくなったと思ったら、なんだか肌寒い日があったりと体調崩されていませんか?  
今回もイチゴで! いちごのコンフィチュール

見てください!とっても大きいいちご! 大粒なので、つぶれないように慎重に。

そして、この日は新生姜の甘酢漬けも作りました。こちらは2,3日で食べごろに。 春を感じる保存食です。  

ところで、気になった方もいるかもしれませんが、写真を見て、 『コンフィチュールって??』『これって、ジャムでしょ?』『いやいや、コンポートだ!』 なんて思った方も・・・・・今回は、粒もそのままなので微妙なところです。 そこで、どう違うのかちょっと調べてみました。  


コンフィチュール(confiture)とは、フランス語です。コンフィ(confit)はフランス料理の調理法で、お肉などをそのお肉の脂肪に浸して煮たものとありましたが、お肉以外でも保存性をあげる何かに浸して調理することをさすようです。そうすることで、食材の風味を良くし、さらに保存性もあげることを目的とします。


ジャム(Jam)とは、英語です。語源は「ぎっしり詰め込む」という意味からきているとの説があります。   ジャムは、ペクチンをいれて煮込むことでゼリー状になりますが、コンフィチュールは砂糖で果汁を浸出させ、果汁だけを煮詰めた後に果肉を漬けるのが昔ながらの製法のようです。

ちなみにハワイで見かけたジャムは、ジャムとジェリーとさらに分類されていました。こちらは、果実があるか、ないかの違いのようですよ★   聞いてみると納得いただけましたか?   ただ、今は、どちらも同じように使われているようです。 これによると私が作ったものは、どちらかというとコンフィチュールでしょうか。 いちごを砂糖で果汁を浸出させて、漬け込みではなく、そのまま煮込んでいますが、ペクチンは入れてないので、ゼリー状にはなっていませんし・・・・微妙なところ。 まあ、コンフィチュールといった方がおしゃれに聞こえるかと★★  

ちなみにコンポートは、果物をシロップやワインなどで煮込んで作ります。煮込むシロップの糖度も低いので、果実そのものの食感や風味が残っていて、そのまま食べたり、料理、デザートに添えられます。   どの調理法も、日持ちしないもの、 味がイマイチなもの、たくさんありすぎて余ったものなどなど・・・・無駄にしなく使うための昔ながらの知恵です。おまけにおいしい! 旬の果物は、おいしいだけじゃなく、お値段もお安く手に入ります。 季節ごとにいろいろな果物でぜひ作ってみてくださいね♪