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バナナが届くまで

先日、横浜南部市場にバナナの見学に行ってきました。

バナナは、ほぼ輸入されていますが、店頭にならぶまで実はいろいろな工程があるんですよ! その工程のご紹介前に、バナナについて。 日本では、そのまま果物として食べられる生食用がほとんどです。 世界的にみると、加熱など調理されることも多く、料理用バナナもあるんですよ。 そして、バナナが生育するのは、南緯30度〜赤道〜北緯30度の熱帯地域。 この地域は、『バナナベルト』と言われています。 そして、何より、バナナ・・・・  じゃないんです!



木のように見えていますが、 なんです。 この茎は、仮茎といわれ、葉が重なっているため、やわらかいんですよ。 そして、南国育ちのバナナですが、この横浜南部市場でも育っていました!



今年の春に下の写真くらいの苗を植えたそうです。



味は??の観賞用ですが、半年ほどで立派に大きくなり、実もしっかり育っています。 ここ数年の温暖化の影響で、横浜でもバナナは育つようになったそうです。 次回は、港に到着したバナナがどのように出荷されるか・・・・ご紹介したいと思います★

輸入されているバナナは、休眠する温度である13℃くらいの環境で船で運ばれます。
この時のバナナは、未熟な状態・・・・これは植物防疫法という法律によって熟した状態での輸入が禁止されているからです。 なぜ熟した状態で輸入できないのかというと、ひとつには害虫の存在があります。 国内に存在しない害虫まで輸入し、繁殖してしまうと生態系にも影響がでるからなんです。
そして、港に到着後、検疫を行います。 その後、市場に運ばれて、熟成にむけての準備がはじまります。 未熟なまま休眠していたバナナを起こしてあげるのです。

  まずは、こちらの 『ムロ』 という部屋に入ります。 こちらの南部市場では30室ほどあるそうです。  

そして、こちらにバナナをいれます。  

まずは、加温してバナナを温めます。この一度加温することで熟したときに苦みが残らないそうです。 また、ムロの中は、空気を循環させるために箱同士も隙間あけて、 バナナを梱包している箱も、空気が循環しやすいような構造になっています。 そして、エチレンガスを循環させます。

エチレンガスとは、野菜や果物から出る植物ホルモンで、野菜、果物を、成長し、 熟成させる効果があります。 よく、バナナとリンゴを一緒の袋にいれておくと、熟するのが早くなりますよ〜って聞いたことありませんか? リンゴは呼吸が旺盛なので、エチレンガスの放出が多いんです。 そのガスを人工的に与え、バナナを熟成させています。 そのため、ムロの中は、空気が循環しやすいようになっているんです。   そして、こちらは、 左側:輸入直後のバナナ、右側:エチレンガスを与えた直後のバナナです。

ちなみに触ってみると、輸入直後のバナナは、休眠するために低温管理されていたのでとても冷たいです。 見た目はあまりかわりませんが、数日すると、エチレンガスを与えた方は、黄色くなり出荷されます。

加温して、エチレンガスを与える! このひと手間が、甘く、おいしいバナナになる秘訣だったんですね! 寒い季節、南国フルーツはちょっと・・・・と思いますが、 バナナは、ホットケーキに混ぜたり、焼いて、アイスクリームをのせるなどもおいしいですよ♪