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自宅プランターでこんにゃく栽培はできるか?!栽培日記⑤~こんにゃく芋の収穫&こんにゃく作り編~

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自宅のプランターでこんにゃく芋を栽培して、こんにゃく作りに挑戦!!

食育通販サイト“たべいく”の新商品『育てるこんにゃくキット』プロジェクト。こんにゃく芋農家さんと商品企画し、発売前に「本当に出来るか?」を、いろんなご家庭で実証実験。6名の食オタさん達にモニターご協力いただき、連載形式でその記録をお届けします。

さてさて本当に、種芋から育ててこんにゃくを作ることができるのか?!
栽培日記、連載5回目!いよいよ最終回です!!「こんにゃく芋の収穫&こんにゃく作り」の様子をお届けします。みんなのこんにゃく芋はどうなったのでしょうか?!

自宅のプランターでこんにゃく芋栽培に挑戦!

「育てるこんにゃくキット」プロジェクトとは?

食育通販サイト“たべいく“の食育キット『育てるこんにゃくキット』を使って、自宅でこんにゃく芋から育ててこんにゃくを作って食べよう!という企画。

「もっとこんにゃくを好きになって欲しい」というこんにゃく芋農家さん監修の元、食育キットを開発。育てて・作って・食べる体験ができるキットです。大人も子どもも、こんにゃく愛が深まること間違いなし!
 

実証実験モニターさん紹介

今回、ご家庭で種芋からこんにゃくを育てくれるモニターさんを「食オタメンバーズ」の中から募集。それぞれ異なる住環境で、栽培にチャレンジしていただいています。
≫ 食オタメンバーズとは

栽培に挑戦しているのは、次の6名!

屋外で栽培

 
合田つばささん(野菜ソムリエ)

ゆうかさん(発酵食品マスター)※開葉までで栽培終了
 

ベランダで栽培

 
岩井ちさとさん(食育アドバイザー)

二本木ちひろさん(栄養士)
 

室内で栽培

 
林真由さん(管理栄養士)

Fさん(栄養士)
 

自宅でこんにゃく栽培スケジュール


5月中旬頃
定植

こんにゃくの種芋をプランターに植え付ける


6月下旬
出芽

芽が出てくる

7月 
開葉

葉が出て開く


10~11月
葉の黄化・枯れ

葉が黄色になって枯れ始める

11~12月


今ここ
収穫

どれくらい大きくなっているかな?!

12月
自家製こんにゃくづくり

採れたこんにゃく芋でこんにゃくをつくろう

今回のこんにゃく栽培日記では、11月~12月の「収穫・自家製こんにゃくづくり」の様子を報告します♪

こんにゃく芋の収穫&自家製こんにゃくづくり

 
今回は「収穫・自家製こんにゃくづくり」の様子をご説明しますね。

こんにゃく芋の収穫

5月に定植し、半年以上かけて種芋の成長を見守ってきました。
葉が大きく広がり、夏を越え、少しずつ枯れていく様子を見守りながら、いよいよ収穫の時を迎えます。

私たちの事務所で栽培していたこんにゃく芋も、無事に収穫することができました!

葉がなかなか開かず、このままでは難しいかも…。という状況もありましたが、なんとか収穫を迎えることができました。

土の中から掘り出したこんにゃく芋は、174gでした。定植時は30gだったので約6倍に!!

こんにゃく芋のおおよそ3倍のこんにゃくができるということなので、その計算でいくと500gくらいのこんにゃくを作ることができます。

自家製こんにゃくの作り方

<こんにゃくの作り方>

収穫したこんにゃく芋は、皮をむいて一口大に切ります。

土の中で育った茶色いこんにゃく芋。皮をむくと、中からはとてもきれいな白色が現れました!

ミキサーなどで細かく撹拌します。そこに、水を加えながら混ぜると、だんだんとのりのような状態に。

そこへ凝固剤を加えてしっかり捏ねるように混ぜて、形を整えます。

実際に作ってみると、想像以上に混ぜるのに力が必要だったり、少しずつこんにゃくらしい固さへ変化していく様子に驚かされたりと、発見の連続です。

これを茹でたら、こんにゃく完成♪

こんにゃく芋が白くなめらかな状態へ変わり、さらに茹でることで少しずつ“こんにゃく”になっていく過程は、とても不思議で面白く、完成へ近づいていくワクワク感も感じられました。

茹でたてのこんにゃくはプルプルでとっても美味しい!!!

普段何気なく食べているこんにゃくも、実際に作ってみることで、その手間や奥深さを体感できる貴重な体験となりました。こんにゃく作り、奥が深いです!!

詳しいこんにゃく作りの様子は、ぜひ動画でもご覧ください♪

 

こんにゃく栽培日記~収穫&こんにゃく作り~

続いて、モニターメンバーのレポートを見ていきましょう。

モニターさんの日記:収穫編

栽培環境によって収穫時のこんにゃく芋の大きさは違うのでしょうか?
みなさん無事に収穫できたかな?!

<屋外で栽培>

合田つばささん(野菜ソムリエ)

✓屋外の庭先で栽培 
✓日当たり良好(日光は直射)

【収穫した日】10月10日 
【天気・気温】晴れ 17℃ 

【定植前の種芋重さ】 ①31.5g ②37.2g
【収穫時の種芋重さ】 ①17.7g ②26.5g

合田さんのコメント
「葉っぱが段々枯れて来て茎が倒れてきました。最初は、腐ってきているのかと思い、心配しましたが、しっかり倒れてからが収穫とわかったので少し待ちました。 実際に掘り起こしてみると、小さいこんにゃく芋が2つ! 種芋はシワシワで、ちょこっとついてました 小さいのでこんにゃくできるのか心配ですが、 頑張ってやってみようと思います 」

小さいながらもこんにゃく作りに挑戦しようとした合田さんでしたが、やはりサイズが小さく、こんにゃく作りは断念。
 

<ベランダで栽培>

岩井ちさとさん(食育アドバイザー)

✓一戸建て2階で栽培
✓南向き ✓日当たり良好(日光は直射)

【収穫した日】10月4日
【天気・気温】晴れ 30℃

【定植前の種芋重さ】 ①31.5g ②37.2g 
【収穫時の種芋重さ】 
①32g(5cm×3cm元の種芋の部分がシワシワになり乾燥している)  
②40g(4cm×2cm元の種芋の部分が少し残っていて少し柔らかい)

岩井さんのコメント
「土が乾いたら収穫したかったのですが、雨が降ったり晴れたりがあり、なかなか収穫できず、10月4日に収穫しました。 ベランダが土まみれになっては困るので玄関に移動して掘り起こしました。 初めの種芋の時と同じくらいの大きさで少し残念。よく見ると、種芋だった部分はしわくちゃに小さくなっているようです。新しく大きくなった所はつるんとした触感。こちらが本当はもっと大きくなるはずだったのでしょうか。室内で育てている方の写真のように背丈も高くなると思っていたのですがそうならず残念でした。 LINEで瀬下さんにこの大きさではコンニャクはつくれないのかと質問済みです。」

瀬下さんの回答では、「ほぼ定植時の重量と変わらないですね。焦がさないように注意していただければ、こんにゃくは少量ですができると思います。」ということで、こんにゃく作りに挑戦してみた岩井さん。その結果は…。

小さいこんにゃくができるかもと皮むきをしてみたものの量が足りず、こんにゃく作りは断念。
 

二本木ちひろさん(栄養士)

✓ベランダで栽培(2階) 
✓日当たりまあまあ良い(明るい)

【収穫した日】12月14日
【天気・気温】雨 9℃

【定植前の種芋重さ】 ①31.5g ②37.2g
【収穫時の種芋重さ】 ①18.0g ②23.0g

二本木さんコメント
「上下に重なるようにしてできた2つの芋が確認できました。 ​下(後ろ)にあるのは、黒っぽくシワが寄った古い芋(親芋)です。これは前年の養分を使い切って、今年葉を出してくれた元となる芋ですね。 ​その上にくっついているのが、網目模様があって、ツヤのある新しい芋(子芋)です。これが今年の成長で大きく太り、来年以降の栽培に使われる大切な部分です。無事に新しい芋が形成されました。 ​芋からは、白っぽいひげのような根がたくさん伸びています。これらの根が夏の間、土の中の水分や養分を一生懸命吸い上げて、新しい芋をここまで大きくしてくれました。」
 

<室内で栽培>

林真由さん(管理栄養士)

✓玄関の中で栽培 
✓日当たりまあまあ良い(明るい)

【収穫した日】10月17日
【天気・気温】晴れ 23℃

【定植前の種芋重さ】 ①31.5g ②37.2g
【収穫時の種芋重さ】 ①11.3g ②13.6g

林さんのコメント
「種芋は11gと13gとなり植えた時より小さくなりましたが、こんにゃく芋は出来ていませんでした」
 

Fさん(栄養士)

✓室内のリビング窓際で栽培 
✓日中は光が差し込む(南向き)

【収穫した日】12月26日
【天気・気温】晴れ 9.6℃

【定植前の種芋重さ】 ①31.5g ②37.2g
【収穫時の種芋重さ】 ①21.0g ②35.0g

Fさんコメント
「5月からこんにゃく種芋を植えてリビングの窓際で(南向き)カーテン越しの光が当たりいい感じで芽が出るまで週一の水やりを行い5月の終わり頃根っこが表面に出てくるなど想定外のこともありましたが、大きく育ち秋の収穫を楽しみにしていました。10月のの中旬辺りに1本が茎が折れて倒れて来てそのまま枯れるまで(ここで水やりはストップとアドバイス頂く) 置いてからわくわくドキドキしながら掘ってみました。大きなこんにゃく芋が出来ている!と思っていたら、、。植えた時とそう変わらない大きさの物でした。。 35g、21g小さいですが頑張ってこんにゃく作ってみることにします。」

 

モニターさんの日記:こんにゃく作り編

収穫したこんにゃく芋。いよいよ「こんにゃく作り」へ進む段階です。

今回のモニターでは、栽培環境などの影響により、すべてのメンバーがこの工程に進めたわけではありませんでした。その中で、実際にこんにゃく作りに挑戦したメンバー2名の様子をご紹介します。
 

二本木ちひろさん(栄養士)

【こんにゃく作りをした日】12月14日
【天気・気温】雨 9℃

▼二本木さんコメント

「収穫した芋は、皮を剥くと、断面が白くてきめ細やかな状態です。この芋から、生の「こんにゃく糊」を作ります。

​皮を一部剥いて、ミキサーにかけて水分を加えてよく撹拌すると、泡立って少しクリーム色になりました。 ​

鍋へ移して、凝固剤を入れるとどろっとした粘度になりました。鍋から器に移してみると薄い緑がかったベージュ色のペーストに変わっていました。 この時点では香りも見た目もこんにゃくっぽくなっていました。

しかし、この糊を30分ほど置いて、形にして茹でようとした段階で、お湯の中で形を保てずに、もろく崩れて溶けてしまいました。これは、「凝固剤(アルカリ性物質)」が不足していたために起こった失敗と考えられます。 ​こんにゃく芋に含まれるマンナン(グルコマンナン)は、アルカリ性の凝固剤(一般的には水酸化カルシウムや炭酸ソーダなど)が加わることで初めて固まる性質を持っています。 ​凝固剤が不足したのか、熱を加えてもマンナンがゲル化せず、お湯の中で溶けてしまう幻のこんにゃくになってしまいました。」
 

Fさん(栄養士)

【こんにゃく作りをした日】12月31日
【天気・気温】晴れ 16.4℃

▼Fさんコメント

「収穫したこんにゃく芋56g(35g、21g)を3.3倍のお湯185cc(約50℃)と共にフードプロセッサーで約1分程回しボールに入れ40分放置した後、ゴム手袋をしよく捏ねて水酸化カルシウム約1g弱を10ccの水に溶いたものを加え手早く混ぜ合わせまとまったらトレーに入れて少し押さえて固めます。

この状態で20分放置して約30分茹でました。茹で汁のまま冷ましてこのまま冷蔵庫に入れました。

蒟蒻芋が思ったより、小さかったのでネットで調べたところ皮ごと摺り下ろし練り上げて茹でる。という方法で作りました。 色が全体的に茶色に仕上がり少し味見をした感じは、エグい味がしてちょっと食べづらい食味になってしまいました。刺身蒟蒻のように食べたのですが、あまり食進まず。。味濃いめの煮物などにすれば食べやすかったかも?と反省です。

作り立ては、蒟蒻の味も濃く香りも強めで、ザ、こんにゃく。って感じで。小さな蒟蒻芋でもスーパーで売っているものの2枚分ぐらい出来たので、大きく育っていたら食べきれないほど出来たのだと思います。 (冷蔵保存で10日ぐらい持つみたいです)」

 

こんにゃく栽培を終えて

こんにゃく農家さんと振り返りを行いました

半年以上にわたるこんにゃく栽培を終え、今回のモニター企画を一緒に振り返りました。

栽培期間中は、初めて見る栽培中の葉や茎の変化、他のメンバーとの成長の違いなど、初めてのこんにゃく芋栽培ならではの戸惑いや不安も多くありました。そんな中、困ったときに的確なアドバイスをくださったのが、群馬県のセシモファーム・瀬下さんです。モニター期間中はLINEグループを通して、モニターメンバーの疑問や不安にお答えいただき、参加メンバーにとって大きな支えとなりました。

今回の振り返りでは、実際の栽培結果をもとに、うまくいった点や難しかった点、そして今後に向けた改善点についてお話を伺いました。

<セシモファームからご挨拶>

群馬県昭和村でこんにゃく芋を栽培しております、セシモファームです。
火山灰土壌と冷涼な気候が育む、こんにゃくのふるさと。地域に受け継がれてきた栽培技術と、化学肥料をできるだけ削減した土づくりで、一つひとつ丁寧に育てています。
暮らしの中では見えにくい「こんにゃくの原点」を、もっと身近に、もっと楽しく感じていただけますように。自然の力と人の手が育てた本物の味、ぜひ一度ご賞味ください!

 

瀬下さんからのコメント

実際にこんにゃく芋を育てているセシモファームの瀬下さんに、今回の栽培についてお話を伺いました。

今回の栽培については、環境による影響が大きかったと考えられます。特に昨年は猛暑の影響もあり、農家の現場でもこんにゃく栽培に苦戦する年だったとのことです。

その中で、今回のモニター結果から見えてきたポイントがいくつかありました。

まず土については、今回使用した土は水はけが良く、乾きやすい性質だった可能性があります。そのため、水分が不足しやすく、生育に影響が出たことも考えられます。また、栽培期間中の栄養面についても、途中で追肥を行うことで、より成長を促せた可能性があるとのことでした。

栽培場所については、今回のモニター結果から、ベランダでの栽培が最も適している傾向が見られました。庭での栽培と比べ、ベランダは屋根があることで適度に日陰ができ、日中の日差しを受けながらも、強すぎる直射日光を避けられる環境になります。

こうした「日当たりと日陰のバランス」が、こんにゃく芋の生育にとって重要なポイントになると考えられます。
また、光を求めて葉が過度に伸びてしまうと、芋の成長に影響が出る場合もあるため、環境のバランスが大切です。

さらに今回の結果を踏まえると、種芋のサイズについても改善の余地がありそうです。今回使用したサイズよりも、もう少し大きい種芋を使用することで、より安定した成長につながる可能性があるとのことでした。

まとめ

種芋から育て、収穫し、こんにゃく作りに挑戦する――。

今回のモニター企画では、うまくいったこともあれば、思うようにいかなかったこともありました。それでも、実際に育ててみたからこそ見えてきたこと、初めて知ったこと、感じたことがたくさんありました。

普段何気なく食べているこんにゃくも、育てる・作るという体験を通して見ると、まったく違った存在に感じられます。

「食べる」までの背景を知ること。
成功も失敗も含めて体験すること。

そのすべてが、“食を学ぶ”きっかけになるのだと感じました。

今回のモニターでいただいたたくさんの声や気づきをもとに、『育てるこんにゃくキット』はさらに改良を重ね、商品化へとつながりました。

一緒にこんにゃく栽培に挑戦してくださったモニターメンバーの皆さま、そして丁寧にサポートしてくださったセシモファームの瀬下さん、本当にありがとうございました。

 

今回のモニター企画を通して、「育てる楽しさ」だけでなく、「作る楽しさ」への興味も多く寄せられました。
実は現在、収穫したこんにゃく芋を使って楽しめる“こんにゃく作りキット”も企画進行中…!

「育てるのは難しそうだけど、作ってみたい!」そんな方にも楽しんでいただける内容を考えています。
秋頃の発売に向けて準備を進めていますので、ぜひ、たべいくInstagramをチェックしてみてくださいね♪

これからも、“食べる”の裏側を楽しめる体験を届けていきます。

 

『育てるこんにゃくキット』栽培日記

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