前回は我が子と一緒に、カラフル米粉クッキー&米粉蒸しパンを作りました。
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それ以来、息子はお料理が楽しくなってきた様子♪

ということで、“親子クッキング”第2弾!!
野菜ソムリエでもあり、乳幼児食指導士でもある私が「親子料理」を実践します。子どもと料理する時のポイントやコツを交えて、気付いたこともまとめていきますね。
そして今回は「主食」に挑戦!
野菜も使ったカラフルなニョッキにチャレンジしてみましょう♪
親子クッキングのポイント&コツ
子どもも、母も、親子で料理をすることにハマった我が家。
2歳の息子と一緒に料理していて気付いたことが、2つあります。
ちょっと先に、ポイントを押さえておきましょう!
子供が料理にハマるポイント
ポイント1:遊び感覚でできる
「お料理も子供にとっては遊びの延長」
これを心構えしてないと、親が心折れます(笑)
我が子も、粉を派手にばらまいてくれました…。
例えば、前回のクッキーづくりだと、“遊びの延長”として工夫できるのが「粉を混ぜる」&「生地を広げる」ところ。
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●粉をまぜるところの工夫
袋に入れて振るだけで混ざる!
<対策>振り回しても粉が出ないように、袋の口をクリップや輪ゴムでで止める
●生地を広げるところの工夫
粘土のようで楽しそうに!
<対策>ぐちゃぐちゃにならないように、クッキングシートと袋で挟む
✓ 遊び感覚でできる&遊びに近い動作に変える
✓ 遊びたくなっちゃう工程はあらかじめ『予防』が大事
ポイント2:使い慣れた道具or自分の手を使わせる
初めての道具は使い方が分からなくて当然!
上手に扱えなければ、イヤになってしまいますよね。
最初は持ち方も分からないので危険なことも。
(麵棒も生地を伸ばすのではなく、思いっきり生地を叩いていましたね)
前回のクッキーづくりだと、こんなところがポイントです。
●生地をつくるのは自分の手
ボウルや泡だて器は、初めてなので使いません。
<対策>材料はすべて「ポリ袋」に入れて「自分の手」で生地を作れるようにする
●成型するのは使い慣れたフォークで
型抜きは使ったことがありません。
<対策>いつも使い慣れている「フォーク」や「スプーン」で模様づけさせる

✓まずは、やりたい!楽しい!気持ちを延ばすために使い慣れた道具で
✓料理に慣れてきたら、初めての道具に挑戦していきましょう
ポイントを押さえて次のステップへ
親子クッキング、この2つのポイントを押さえて何度か繰り返し料理をしてきました。
次は『火』を使った工程もチャレンジしたいなぁ。
そうだ!
「ニョッキ」はどうだろう!?
工程も、前回のクッキーづくりに似てるし!!
主食を作れるようになったら良いですよね♪
親子クッキング「米粉ニョッキ」作りに初挑戦
ニョッキとは?
そもそもニョッキとは、イタリア発祥のジャガイモを使った、小さなショートパスタのこと。
噛むとモチモチした食感。
パスタよりも柔らかくて子供でも食べやすい!!

うちの息子も好きそうだな~♪
野菜もとれるし、母も嬉しい!
【ニョッキの主な材料】
・ジャガイモ
・小麦粉
・水(または卵)
地域によっては、カボチャやリコッタチーズで作ることもあるみたい。
ニョッキの作り方
親子料理で重要なのは、作り方!
工程がカンタンだといいなぁ~。
<ニョッキの作り方>
(1)じゃがいもを茹でる
↓
(2)潰して小麦粉を混ぜる
↓
(3)成型する
↓
(4)茹でる
おぉ!こりゃ簡単そう!!
これなら2歳児さんでもできそうですね♪
しかも、火をつかった“茹でる”工程にもチャレンジできる!
子どもも作れるように工夫!材料を変更
しかし。
美味しいニョッキを作るうえで困ったポイントが1つ。
それは、ジャガイモが熱いうちに潰すということ。
冷めてから潰すと塊が残りやすいので、小麦粉と混ざりにくく崩れやすくなるんです。
う~ん。これは、工夫が必要だな…。
子供が作りやすいように、楽しめるようにしてみましょう。
①じゃがいも→カボチャに変更
ニョッキは、ジャガイモが一般的ですが、熱々で潰すのは大変!!
冷めても潰しやすいカボチャにチェンジしてみましょう。

②小麦粉→米粉に変更
小麦粉は捏ねすぎるとグルテンが過剰に形成されます。
すると、固いニョッキになってしまうのだとか…。
ほどほどにこねるって。
「ほどほど」って、子供に1番難しい塩梅なのよぅ。
ならば!グルテンを含まない「米粉」ならどうだろう…。

クッキーでも使ってるから、知ってる材料だしね!
お米の栄養も取れて嬉しい。
そして、少量からでも作りやすいように、今回は卵ではなく水を使います。
【材料】
・かぼちゃ…100g
・米粉…80g
・水…適量
作り方と工夫
1)かぼちゃを茹でる
今回は、煮崩れないように皮付きで茹でてみました。
中まで火が通ったら、ザルにあけておきます。

※水っぽいとまとまらないので、茹ですぎ注意!
粗熱がとれたら、皮を剥きます。
潰してみたら中が熱かった!!ってこともあるので、しっかり冷まします。
ここまでは親がやっておきましょう。
2)かぼちゃを潰す
今回も生地作りはポリ袋の中で!
まずは、冷ましたカボチャを潰します。
早速、自分でポリ袋に入れてくれてる!さすが!!

…と思ったら、ちゃっかりつまみ食い!!
ほっぺが膨らんでるのは、つまみ食いした証拠(笑)
皮を剥いた状態(=正味)で計ってくださいね。
【潰すときのポイント】
・袋の口をクリップなどで止めてあげましょう
・空気を抜いてあげると潰しやすいですよ

潰れていく感覚が面白いようで
じっくり楽しんで潰してました~!
3)米粉を入れる
全部、潰れたら米粉を入れます。
またクリップをしてもみもみ~。

【生地もみもみのポイント】
・米粉を入れる工程も子どもがやりたい場合は、小さなボウルなどに必要量入れておいてあげると安心です
・ここでもしっかり空気を抜いてあげましょう
さて、もみもみしてみて~。

全体が混ざったら、生地のまとまりを確認。
今回のかぼちゃは水分が多かったので、少しべちゃっとしてますね…。

こういうときは、米粉を少しずつ追加してみましょう!
ここは親の目分量で。

※逆にポロポロになってまとまらない場合は、水を追加してあげます。
ひとまとまりになって、生地がポリ袋につかなければOK!
こんな感じ↓

4)成型をする
生地をポリ袋から出して、小さく丸めます。
指でくぼみを付けるとソースが絡みやすくなるみたい。
フォークで潰してもいいですね!

ニョッキっぽくなってきた~♪
息子も一緒に。
力加減が難しくって、いくつか潰しちゃってますが、OK!
すんごく集中してる…。

【成形のポイント】
・使い慣れた大きさのフォークを使いましょう
・丸めるのは親が手伝ってあげましょう(慣れてきたら丸めるのも挑戦してみる?)
フォークは握りやすい物のほうが、力加減もしやすく、だんだん上手になってきます。
一緒にやれるのは、親も楽しい~。
丸めたり、好きな形を作ったりするのも良さそう!
5)茹でる
沸騰したお湯で茹でます。
お鍋の中に入れていってね。
【茹でる時のポイント】
・子どもから鍋の中がしっかり見えるように、イスや踏み台に乗せてあげましょう
・鍋の柄を、子どもの反対側に向けて親が持っていると安心です

ニョッキが浮いてきたら茹で上がり~♪
ザルにあけるか、網ですくってあげましょう。

うちの息子は、網ですくうのが楽しいようでした。
できました~!おいしそっ!
息子作はどんどん食べられちゃって写真とれず…

野菜色のニョッキができるか検証
今回も野菜の色で、カラフルに作ってみますよ~。
前に食オタ仲間がカラフルニョッキを作ってましたね。
私もコレがやりた~い!!
ニョッキに野菜の色を付けてみよう
試してみた野菜ジュースやペーストを紹介します。
キレイに色づいていた野菜、そして食べて欲しい野菜からコチラをセレクト!

ほうれん草のペースト
ほうれん草ってなかなか食べてくれない…。
でも食べて欲しいと思う親は多いはず!!
ほうれん草を茹でてから、ミキサーでペーストにしてみました。

ビーツのすりおろし
皮を剥いて小さく刻んでも気づかれちゃうビーツ。
でも食べて欲しい栄養がたくさん!!
今回もビーツをすりおろして使ってみます。

人参ジュース
我が子は大好きな人参ジュース。
色があまり出ない気もするけど、やってみよう!

黒ゴマペースト
食オタ仲間の記事を読んでて、やってみたかった黒ゴマペースト。
スーパーで手軽に購入できるし、真っ黒喜びそう!

カラフルなニョッキづくりに挑戦
4色の野菜エキスが揃いました~!

カボチャには色づきしなさそうなので、ジャガイモのニョッキをベースに色付けしてみます!
ジャガイモは、熱いうちに潰すので私が担当。
潰れたよ〜!
あら?人参ジュースのんでるじゃないの…

飽きちゃったり、つまみ食いしたりは親子料理ではつきもの…。
好きな工程だけでもやってくれれば、良しとしよう。
じゃがいも、カボチャも入れて6色ができました!!

息子もニヤリ!!
次々と完成していくカラフルなニョッキが待ちきれない様子。

でも本当に野菜の色って、綺麗!
カラフルってだけで、楽しくなっちゃうんでしょうね。
ぎゅーーーっと強く押しつぶしてくれました。

生地の水分量によっては、やはり崩れやすいものもあります。
ペーストやジュースを加えるものは、米粉は多めに入れて調整しましょう!
茹で上がりはこちら~!!

カボチャが失敗しにくく、モチモチつるんとしていて美味しかったです!
親も大人も楽しむ食育
粘土のように遊ぶ我が子を見ていて、母も創作欲がムクムク…。
ハロウィンが近かったので、こんなの作ってみましたー!!

色混ぜるだけでも楽しい♪
ただ…茹でてみると…
おばけの顔がぼんやりなったり…
猫の目が取れて浮いたり…、ホラー料理!!(笑)

パーツが取れちゃったりしましたが、こんな感じで茹で上がり~♪
ニョッキづくり、息子よりも楽しんだかもしれません。

大人も、いつもは道具を使う工程を手でやると、感触が楽しめますよ。
そして子どもの楽しむ様子から、刺激をもらったり。
それもまた親子クッキングの醍醐味です♪
大人だけで作ってみても絶対に楽しいです!
親子のニョッキブームはしばらく続きました。
その後も「何たべたいー?」と聞くと「ニョッキ!」と答えるようになりました(笑)
美味しかったんだね~♪

まさか野菜の色だとは知らずに
「きれーー!」と興奮しなら、よく食べます。
しめしめ…母の作戦勝ちだ!!













